イケメン俳優たちの旅立ち
なんと西島秀俊に引き続き、向井くんまで結婚報道が出てしまった。
わざわざ「出てしまった」という書き方をしたのは、私自身がおめでとうとお祝いしつつ、葛藤する自分に対峙することになったからだ。
ものすごーーーーく好きかと言われると、まぁ一般的なレベルくらいだと思っていた私でさえ、あ、何かちょっとショック・・・と思っている自分がいたのだ。
昔はそんなこと思わなかったのに!
私でさえこうなのだ。
大ファンの方々はショックなんて言葉じゃ表しきれない気持ちであろう。あるいは大海原の如く心のが広い方は正面きってお祝いしているかもしれないのだが。
ちなみに竹野内さんの熱愛報道のときもやっぱり同じ気持ちだったのだけど、あのときの私にはまだ誤魔化しという魔法が効いていたのであろう。
倉科かなちゃんの顔であのおっぱいだと、さすがの竹野内さんもそりゃあ仕方がなかろう・・・と思っていた。
私が竹野内さんでも落ちる。むしろ積極的に落ちる。
おっぱいには希望が詰まってるんだよ!
(私はかわいい女子と大きさにかかわらずおっぱいが好きだからこう思うわけだけど)
・・・・・・おっぱいのことはさておき。
彼らは総じてイケメンで背も高くて、身体も筋肉が美しくてかっこいい。演技も上手で、爽やかだ。にもかかわらずまったく嫌味を感じさせない。
か、完璧だ・・・完璧すぎる・・・!
それだけのものがあるなら仮に多少の欠点があったところでマイナスにはならないし、むしろその欠点さえも萌えにしかならない。
私は自分が西島秀俊やら向井くんと付き合えるだの結婚できるだの思ってないし、彼らは癒しであって夢であって希望であって、ほどよくときめきを与えてくれる、言い方は悪いけれど、自分にとって都合のいい男たちだったのだ。
それがどうした、彼らが結婚となるとちょっと話は変わってきますよっと。
仕事でくったくたに疲れて帰ってきて、テレビをつけたり雑誌を開いたりするだけで得られた癒しや希望や夢やときめきをひょいっと奪われてしまった気持ちになってしまった。
余談だけど、私は二次元が大好きな人間だが、三次元のアラサーアラフォー、あるいはアラフィフだって大好きだ。
言ってみれば彼らもテレビや雑誌等の媒体を介していることがほとんどだから、本当の意味での二次元に存在しているか、二次元的な物体を媒体にしていながら三次元に存在しているかの違いなだけで、萌えはガツガツ吸収していきたいと思っている。
話がまた逸れてしまった。
だから、何が言いたいかというと、あっ彼らもやっぱり現実世界に存在してるんだなって、理解したのだ。
そしてやたら冷静な内なる自分が己に語りかけてくるのだ。
っていうか何で今まで独身だったの・・・?逆に。・・・・・・って。
そりゃあ引く手数多すぎて売り手市場すぎて、バブル期の就活生も真っ青になるレベルに決まってんじゃん。というか比べることさえも意味がない。
何より、彼らは私に癒しやら云々(割愛)を与えるためには派遣されているわけではないし、上記で述べてはいるように付き合えるとか結婚できると思っていない。
私みたいに一般的に好きなレベルでも、せいぜい付き合えたらな〜〜(まぁ無理ってわかってますけども)って心の声によるセルフツッコミ付きで思うくらいだ。
大前提だけど、おめでたいとは思っているんだよ。心底。
でも、この、あっ・・・私のちっぽけで極めて受動的な楽しみが他人のものになってしまった感。
別に私ひとりに与えられていたものでもなく、彼らはこれからも癒しやら何やらを提供し続けてくれるだろうし、これが超短期的で一時的な感傷だということもわかってるけど〜〜〜!!!
っていう、この、ね。
ややこしい心理。ややこしいっていうか、もういっそクソ面倒臭い心理。
それを自分のなかに垣間見てしまったのだ。
おめでたいけど、何かちょっとショック。イケメンたちの結婚に、そして自分に対して。
ところで、西島秀俊と結婚できる一般人OL(元、か)ってどういうことなのだ。
私もその会社に転職したい(ということも現実的じゃねーよ)とセルフツッコミしつつ今夜もひとりビールを飲むことにします。
ボージョレよりも手近なビールだよ、やっぱり。
イケメン俳優たちの旅立ちとクソ面倒臭い自分との葛藤に乾杯しますよっと。
本当にどうでもいいことだけど、私は西島さんのローソンのCMが好きだった。
信号待ちしながら黙々と大福食べてるやつが特に。
CM作ったひと天才かと思った。